陸奥新報2月14日分に掲載されました

▼2008.02.19

(記事内容)
▽心とからだを磨く“気”の健康術　-冷えがとれる酒風呂足ポカポカ、美肌にも-

皆さんはじめまして。この度このコーナーを担当させていただくことになりました、佐藤晏里です。私は、弘前をはじめ東北各地で、気のトレーニングである「気の導引術」、そして人がそれぞれにもつ動きのクセをとる「道家動功術」を指導させていただいています。
　「気の導引術」「道家動功術」などは聞き慣れない言葉かもしれませんが、気の導引術はもともと、中国に五千年以上の昔から伝わる健康体操のようなもの、とイメージしていただければよいでしょうか。西暦二世紀末に華陀という名医がつくったとされる「五禽の戯れ」（猿、熊、虎、鹿、鳥の動物の動きを取り入れたもの）は有名です。
　気の導引術は難しいものではなく、これで効いているのだろうか？というような簡単な動きですが、内臓の動きが活発になり、末端まで血液がよく巡って、からだのさまざまな不調の原因の改善につながります。また、からだの中の気の滞りがなくなるので心も自然と軽くなり、ストレスもなくなってしまいます。
　ところで、一年で一番寒いこの季節、皆さんは雪深い津軽でお元気にお過ごしでしょうか。この時期は“冷え”が気になるという方も多いのでは？冷え症の方は、体を外から温めるだけでなく、内側から冷えない体をつくることが大切ですよね。気の導引術では、「冷えが改善された！」と喜ばれている方もたくさんおられます。
　今回は、冷え症の方にぜひおすすめしたい、気の導引術の秘伝の入浴法をご紹介します。それは、お風呂にお酒を入れるだけと大変簡単で、誰にでもできる健康法「酒風呂」です。
　湯船に日本酒（合成酒でないもの）0.9リットル（五合）を入れるだけ。日本酒であれば安いもので十分です。酒風呂に入ると、体のしんから温まり、翌朝まで温かさが続きます。また、健康な方が入られても日々の疲れがすっきりと取れ、気力が充実します。
　弘前で酒風呂を初めて経験された方の中には、「どんな入浴剤を使っても体が底から冷え、温まった気がしなかった。それが酒風呂に入った日の夜は、寝ていても布団の中で足がぽかぽか。猫が自分から離れません！」と驚かれた方も。また、酒風呂に入った日は今までにない位のあかが出て、びっくりされたそうです。これは、酒の気が毛穴につまった汚れを溶かし出したためで、美肌にもつながります。
　このように、酒にはからだの気の巡りを良くし、たまった疲れや邪気を取り去ってくれる効果もあるのです。
　次回からも、弘前で気の導引術を習っている方のエピソードを交えながら、気の導引術の効能や魅力をお伝えしたいと思います。
　※酒風呂や気の導引術についてもっと詳しく知りたい方は、「冷えの相談会」までお気軽にお越し下さい。次回は十八日午後三時から、県武道館にて行います。問い合わせは道家道学院仙台<道>学院（022-217-6455）へ。

陸奥新報2月14日分に道家道学院の記事が掲載されました。
記事に関するお問合わせは、道家道学院お問い合せセンター：0120-64-6140(老子ロウシ無為自然ムイシゼン)
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